最近のこと

会社の同期のお父さんが亡くなった。
私の中でその出来事が今頭の中の大半を占めている。
同期とはすごく仲がいい。いろんな話しをしてる。なんで会社の同期でこんなに仲がいいん。気持ち悪いな。って自分達で言い合う程仲がいいのだ。私にとって大切な存在。
そんな同期のお父さんが亡くなった。つい最近。
自分でもなんでこんなに日常でぼーっとしてしまうほどぽっかり空いてるのかが分からないけど、なんか、きっとそういう時なんだと思う。
人の死について今までリアルに考えることなんてそうそうなかった。
でも今回は、むしろ今年は、私に限らずみんなにとって死が身近に感じられる年だったんだと思う。

この前、その同期のダンスの発表会を見に行った。
同期は今の会社に入る前に社交ダンスのプロで仕事をしていた人で、久しぶりにダンスを再開すると前から聞いていた。
お父さんは彼女のプロダンサーとしての仕事をずっと応援してくれていたらしく、今回の発表会も楽しみにしていたらしい。
でも結局発表会には間に合わなかったんだけど、彼女が踊るときに遺影を一番の特等席に置いてくれていて、彼女はお父さんの前で踊ることができたんだけど、最後お客さんにお辞儀をするときに彼女はそれはもう凛々しくお辞儀をしてたんだけど、お父さんの遺影の前で一瞬泣いていた。その後はすっと立ち上がって笑顔を見せてたんだけど。
その光景がずっと私の頭の中に残っていて思い出す度にぼーっとしてしまう。
彼女はすごく強い。
ずっとお父さんの生前の闘病生活のことも聞いていたし、亡くなってからの心情も聞いていたけど、聞いてるだけでも私の頭の中はこんがらがっているのに。


人が一人いなくなってしまうだけで自分の世界は簡単に変わってしまう。